国際協力機構(JICA)の円借款事業「新ボホール空港建設及び持続可能型環境保全事業」によって建設されていた新ボホール空港がこのほど完成し、平成30年11月27日に開港式典が開催され、翌日開港しました。
開港式典には、弊社松前社長(当時)、青井プロジェクトマネージャーをはじめ、国際業務担当理事など6名が出席しました。当日は、フィリピン国ドゥテルテ大統領、ツガデ運輸大臣をはじめ、駐フィリピン日本国大使ら両国の政府関係者、建設関係者等多数が参加し、盛大に行われました。
新空港は、フィリピン国中部にあるボホール州パングラオ島に、国際基準を満たし安全で将来の旅客増加に対応可能な空港として建設され、長さ2,500メートルの滑走路1本、旅客荷物搬送設備・セキュリティ設備等一式を備えた年間約200万人の旅客に対応可能なターミナルビルをはじめ、管制塔、航空保安施設(無線・照明)、上下水設備等を備えております。また同国初のエコ・エアポート整備事業として、建設段階から丁寧な環境保全対策を実施し、運用段階においては太陽光発電設備等による省エネにより環境負荷軽減を可能とするものとなっています。
弊社は、関連会社であるPhil. JAC, Inc.と共に、調査・計画段階から設計・施工管理まで一貫して本事業を主導してまいりました。
パングラオ島などボホール州は、ダイビングやチョコレートヒルズなどで有名なリゾート地であり、新空港の開港により航空輸送の安全性・利便性が飛躍的に改善され、観光客の増加などによる経済活性化に大きく寄与するものと期待されています。
以 上