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松山空港耐震照査検討業務で表彰状を授与されました (2014-8-11)

 当社(株)日本空港コンサルタンツは、平成26年8月に国土交通省 四国地方整備局 高松港湾空港技術調査事務所より平成26年度国土交通行政関係功労者表彰(所長表彰)として、優良業務表彰、及び優秀建設技術者表彰を受賞しました。

優良業務表彰:松山空港耐震照査検討業務
優秀建設技術者表彰:国内業務本部 技師長 久野 了史(くの さとし)

【業務の背景】
 松山空港は、四国管内空港で路線数、旅客数とも最も多く、実績から四国における重要な空港として位置付けられています。一方、2001年3月24日の芸予地震では、旧海岸線より海側の埋立部(着陸帯)で液状化が発生しており、大規模地震時の空港機能への影響が懸念され、耐震性能照査及び耐震対策の検討が進められてきました。
 昨今、内閣府の「南海トラフ巨大地震モデル(H24.3)」が公表された事により、新たな地震モデルの影響について、耐震性能照査と対策の検討を行う必要性が生じました。

【業務の概要】
 本業務は、松山空港の南海トラフ地震による空港全体の液状化判定及び空港土木施設の耐震照査を行い、その結果必要となる対策の検討を行ったものです。
 南海トラフ地震動の設定にあたっては、独立行政法人港湾空港技術研究所のご指導を頂き、設定した地震動の妥当性確認を行いました。
 耐震性能照査の対象施設は、滑走路、誘導路、エプロン等の基本施設のほか、外周護岸、場周道路橋、地下構造物(地下道、排水構造物等)であり、地下道については液状化対策工法、及び耐震補強工法の概略設計を行いました。
 また、一連の結果を整理し、松山空港の南海トラフ地震動に対する被害想定図を作成しました。

【謝辞】
 本業務遂行にあたりご指導を賜りました、発注者である四国地方整備局 高松港湾空港技術調査事務所をはじめ、四国地方整備局 港湾空港部 港湾空港整備補償課、独立行政法人港湾空港技術研究所、並びに関係機関各位の皆様に改めて御礼申し上げます。

松山空港耐震照査検討業務_表彰状
※画質を低めにして掲載しています。