現在、フィリピンの中部にあるボホール島のタグビララン空港は、2002年の小型機ジェットの就航により航空旅客が急増しています。しかし、タグビララン空港は国際標準に合致しておらず、管制官も配置されていないため、飛行機の運航は日の出から日の入りまでのパイロットによる目視運航しかできません。また、この空港は市街地の中心にあるため拡張することもできない状況です。
そこで、フィリピン政府はボホール島に隣接するパングラオ島に国際標準を満たす新空港を建設する方針を決定し、日本政府に対してプロジェクト実施のための協力を要請しました。日本のJICA(独立行政法人国際協力機構)は、この要請を受けて日本のODA(政府開発援助)による円借款事業として実施することを決定しました。
当社は、JICAの要請を受け、事業性調査(FS調査)を行い、引き続き基本設計、実施設計も行いました。その後、フィリピン政府からの発注を受け、2015年4月に工事に着手し、2015年11月現在、その施工管理業務を実施しています。
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